今月の主題 アルコールと内科疾患
アルコールによる臓器障害
アルコールと肝炎と肝硬変
堀江 義則
1
1永寿総合病院消化器科
pp.1556-1558
発行日 2005年9月10日
Published Date 2005/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100266
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ポイント
肝障害の発症頻度と重症度は,飲酒量によって定性的には規定される.
女性は男性より,少量かつ短期間の飲酒でアルコール性肝硬変に至る
肝炎ウイルスは,大酒家の肝細胞癌の発症には強く関与するが,アルコール性肝炎や肝硬変の進展への関与は少ない.
大酒家にはまず適正飲酒への節酒指導が必要であるが,アルコール依存症者には断酒指導が必要である.
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