特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか
消化器疾患
感染性下痢症
堀木 紀行
1
,
藤田 善幸
1
1聖路加国際病院消化器内科
pp.140-142
発行日 2006年11月30日
Published Date 2006/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101493
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感染性下痢症の多くは,健常人でみられるウイルス性下痢症のように,症状が比較的軽く,数日間で自然治癒することが多い.病院に訪れる患者は下痢,腹痛,嘔吐などの症状が強い場合,持続する場合,血便を伴う場合などである.内科医がしばしば遭遇する疾患であり,適切な問診と診察により病原体を絞り込み,何を検査すべきか,患者にどのように治療すればよいのか,何に注意しなければならないのかを的確に知っておく必要がある.
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