今月の主題 消化器内視鏡治療の現在
小腸・大腸疾患
カプセル内視鏡の適応と現況
渡辺 憲治
1
,
斯波 将次
1
,
樋口 和秀
1
1大阪市立大学大学院医学研究科消化器器官制御内科学
pp.1306-1309
発行日 2006年8月10日
Published Date 2006/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101320
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ポイント
内視鏡困難だった小腸粘膜を詳細に観察できる有用な検査法で,ダブルバルーン内視鏡とともに,今後の機器の進歩,小腸疾患の病態解明への寄与が期待される.
小腸出血症例では,出血症状後,できるだけ早期に検査を施行することが重要である.
簡便で低侵襲なカプセル内視鏡だが,滞留の危険性に配慮した症例の選択が必要である.
Copyright © 2006, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.