今月の主題 消化器内視鏡治療の現在
小腸・大腸疾患
小腸内視鏡(ダブルバルーン法)
荒川 大吾
1
,
大宮 直木
1
,
後藤 秀実
1
1名古屋大学大学院医学系研究科消化器内科学
pp.1310-1312
発行日 2006年8月10日
Published Date 2006/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101321
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ポイント
ダブルバルーン小腸内視鏡は比較的低侵襲に全小腸の観察をすることができ,止血術,ポリペクトミー,バルーン拡張などの内視鏡的治療が可能である.
小腸の腸管壁は薄いため,内視鏡治療の際には穿孔の危険を念頭に入れ,慎重に行う必要がある.
開腹手術の既往やCrohn病など腹腔内癒着が存在する場合に挿入困難例が認められる.
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