今月の主題 血液腫瘍はどこまで治し得るのか
長期コントロール可能な血液腫瘍
濾胞性リンパ腫
西尾 充史
1
1北海道大学大学院医学研究科病態内科学講座第二内科
pp.1147-1149
発行日 2006年7月10日
Published Date 2006/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101285
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ポイント
濾胞性リンパ腫は臨床的には無症候性に進行し,診断時より進行期症例が大多数を占める.
さまざまな治療法に対して一時的には反応するが,再発を繰り返し,結局は治癒を望むことができない疾患,とされてきた.
リンパ腫細胞の表面に発現されるCD20を標的としたリツキシマブの登場により,その治療体系が大きく変化しようとしている.
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