変わりゆくリンパ腫の診断と治療-一般外来での初発症状から最新治療まで リンパ腫の各病理組織型の治療と予後
濾胞性リンパ腫
木下 朝博
1
1愛知県がんセンター中央病院 血液・細胞療法部
キーワード:
腫瘍多剤併用療法
,
腫瘍進行度
,
リンパ腫-濾胞性
,
Rituximab
,
腫瘍量
,
待機療法
,
CHOP Protocol
Keyword:
Rituximab
,
Antineoplastic Combined Chemotherapy Protocols
,
Lymphoma, Follicular
,
Neoplasm Staging
,
Tumor Burden
,
Watchful Waiting
,
VAP-cyclo Protocol
pp.1307-1310
発行日 2016年6月1日
Published Date 2016/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2016244772
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濾胞性リンパ腫は,年単位の緩徐な進行を示す低悪性度B細胞リンパ腫である.限局期と進行期別の治療法が行われる.限局期の標準療法は放射線治療である.進行期は腫瘍量に基づく治療方針が用いられる.進行期低腫瘍量では無治療での経過観察が行われる.進行期高腫瘍ではrituximab併用化学療法が行われる.
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