今月の主題 血液腫瘍はどこまで治し得るのか
血液腫瘍の診断法
微小残存病変の分子生物学的検出
玉置 広哉
1
1国立病院機構大阪南医療センター内科
pp.1091-1093
発行日 2006年7月10日
Published Date 2006/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101271
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ポイント
寛解時の患者体内にある,光学顕微鏡では検出困難な白血病細胞を微小残存病変(minimal residual disease:MRD)という.
発症時に白血病特有の染色体転座・遺伝子変異を同定しておくとMRDの追跡に役立つ.
特にWT1遺伝子の発現レベルはMRDマーカーとして多くの白血病で利用できる.
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