今月の主題 肝疾患の疑問に答える―研修医と内科医のために
検査の疑問に答える
肝生検,腫瘍生検の適応
橋本 直明
1
,
松浦 広
1
,
松川 雅也
1
1東京逓信病院消化器科
pp.1640-1643
発行日 2004年10月10日
Published Date 2004/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101117
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ポイント
肝生検は侵襲的,観血的でリスクを伴う検査である.「組織診断で何がわかるのか,どこまで言えるのか」結果を予測したうえで,適応を選び,禁忌を避けて,慎重に施行すべきである(「生検でもしてみるか」は禁句である).
リスクを勘案し,リスク対策を立てて施行する.
「適応」に記載した内容は他の画像診断では代用できない分野である.
肝細胞癌の生検については,EASLカンファレンスの報告を紹介した.
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