今月の主題 臨床医のための呼吸調節と障害
呼吸調節障害の基礎知識
一般病院でできる呼吸調節障害の検査
鈴木 俊介
1
1上大岡内科・呼吸器科クリニック
pp.1116-1118
発行日 2004年7月10日
Published Date 2004/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100869
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ポイント
動脈血ガス分析ではA-aDo2とPaco2とに注目する.呼吸調節障害単独ではガス交換障害がないので,A-aDo2は正常範囲である.
酸塩基平衡をみて,代謝性によるpHの変化がないかを考慮し,必要に応じ電解質などの検査も行う.
Paco2上昇の原因を確認する場合は,スパイロメトリーや呼吸筋力検査が有用である.
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