今月の主題 臨床医のための呼吸調節と障害
代謝と呼吸
肥満と呼吸調節障害
巽 浩一郎
1
1千葉大学医学部呼吸器内科
pp.1194-1196
発行日 2004年7月10日
Published Date 2004/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100890
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ポイント
肥満者では,特に仰臥位において肺・胸郭系のコンプライアンスが低下する.
肥満者では,呼気予備量が低下する.
肥満者では,呼吸中枢からの神経活動が横隔膜筋力として伝わりにくい.
肥満者では,横隔膜神経および横隔膜筋活動が実際の換気として伝わりにくい.
肥満低換気症候群(OHS)では,換気応答は著明に低下している.
減量により,肥満者では換気応答は低下するが,OHSでは増加する.
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