今月の主題 臨床行動に結びつく検査戦略
よくみる疾患の効果的な臨床検査
消化性潰瘍
山口 康晴
1
,
勝見 直也
1
,
高橋 信一
1
1杏林大学医学部第3内科
pp.815-817
発行日 2004年5月10日
Published Date 2004/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100803
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ポイント
臨床現場において消化性潰瘍を疑うべき患者背景として,次の3点が重要である.
●血液生化学的検査所見における血液ヘモグロビン値の低下,BUN/Cr比上昇,低アブミン血症.
●潰瘍症状として下血,上腹部痛.
●既往歴としてNSAIDsあるいは抗凝固薬などの内服歴,消化性潰瘍の既往.
高齢者,糖尿病患者においては無症状なことも多く注意が必要である.
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