Japanese
English
特集 外来診療のコモンセンス
再来診療のコモンセンス
消化性潰瘍
Peptic Ulcer
松枝 啓
1
1国立国際医療センター消化器科
pp.828-831
発行日 1994年9月15日
Published Date 1994/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901288
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
■消化性潰瘍発生の危険因子の有無をチェックし,患者教育を通じてそのコントロールに努める.
■胃潰瘍については,胃癌に伴う潰瘍との鑑別を常に念頭に置き,内視鏡検査による生検査による生検を励行する.
■胃・十二指腸潰瘍の難治例または易再発例には,Helicobactor pyloriの感染の可能性も考慮して治療に当たる.
■急性期の治療におけるH2―receptor antagonistの使用には,粘膜保護作用のある薬剤を併用する.
■消化性潰瘍発生の増悪因子を有する患者では,治癒後も維持療法にて再発予防に努める.
Copyright © 1994, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.