Japanese
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今月の主題 Helicobacter pylori除菌後の消化性潰瘍の経過―3年以上の症例を中心に
座談会
Helicobacter pylori除菌後の消化性潰瘍の経過
Conversazione―Clinical Course of the Peptic Ulcer after Helicobacuter pylori Eradication
藤岡 利生
1
,
高橋 信一
2
,
佐藤 貴一
3
,
星原 芳雄
4
,
榊 信廣
5
,
大原 秀一
6
,
伊藤 誠
7
,
渡辺 英伸
8
Makoto Itoh
7
,
Hidenobu Watanabe
8
1大分医科大学第2内科
2杏林大学医学部第3内科
3自治医科大学消化器内科
4虎の門病院消化器科
5東京都立駒込病院内視鏡科
6東北大学医学部第3内科
7名古屋市立大学医学部第1内科
8新潟大学医学部第1病理
pp.661-676
発行日 2000年4月25日
Published Date 2000/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403104692
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伊藤(司会) みなさん,今日はこの座談会にお集まりいただきありがとうございました.私と渡辺教授で司会をさせていただきますので,よろしくお願いいたします.本号ではHelicobacter pylori(H. pylori)除菌後の消化性潰瘍の経過を特集しました,ご承知のように,1997年の「Gastroenterology」誌に載ったヨーロッパの報告では1),141例の十二指腸潰瘍と45例の胃潰瘍をH. pylori除菌後約10年(平均2年半)追跡した結果,いずれも再発をみなかったと言っています.わが国のH. pyloriへの取り組みは欧米に比べて10年ほど遅れておりますので,このような長期の経過観察例は少なく,本号では3年以上として執筆をお願いしました.新しい知見を期待していますが,紙幅には限りがありますので,主題で書き切れなかった部分を補うというのがこの座談会の趣旨です.ですから,主題の順番に沿って進めていきたいと思います.
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