今月の主題 経静脈・経腸栄養―プランニングとその実践
疾患治療としての栄養療法
脳血管障害
柴本 勇
1
1聖隷浜松病院リハビリテーション部
pp.794-797
発行日 2006年5月10日
Published Date 2006/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100631
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ポイント
脳血管障害の25~50%で一時的に嚥下障害が起こると言われ,呼吸器合併症や低栄養を予防する意味で嚥下機能評価および経腸栄養の導入は重要である.
経口摂取への移行は,摂食・嚥下リハビリテーションの実施が不可欠である.
摂食訓練の中心は段階的摂食訓練であり,一定の基準に従って進めることである程度の経口摂取が期待できる.
脳血管障害患者では,口腔内乾燥や汚染を認めることも多く,口腔ケアの実施も重要である.
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