今月の主題 胆膵疾患はこう診る―緊急処置からフォローアップまで
胆膵疾患の診断とフォローアップ
【胆】
胆囊結石症
安部井 誠人
1
,
田中 直見
2
1筑波大学大学院人間総合科学研究科消化器内科
2小山記念病院内科
pp.1396-1397
発行日 2005年8月10日
Published Date 2005/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100234
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ポイント
胆囊結石症では,まず詳細な問診により胆道痛の既往を,検査により合併症と発癌リスクを評価する.
有症状胆石(胆道痛の既往有)では,発作の予防を希望すれば治療を勧める.標準治療は腹腔鏡胆摘術であるが,経口胆汁酸療法も発作を予防するため高齢・他疾患合併例,手術拒否例では考慮する.
無症状胆石(胆道痛の既往無)では,胆囊癌高危険群以外は治療を要しない.
胆囊癌高危険群では胆摘術を勧める.
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