しりあす・とーく 第3回テーマ
内科医とプロフェッショナリズム―(前編)
大生 定義
1
,
大野 博司
2
,
金城 紀与史
3
,
野村 英樹
4
1横浜市立市民病院神経内科
2洛和会音羽病院総合診療科
3手稲渓仁会病院臨床研修部
4金沢大学医学部附属病院総合診療部
pp.530-538
発行日 2005年3月10日
Published Date 2005/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100083
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社会状況の変化に伴い,医療を取り囲む環境は厳しさを増している.また,医療の進歩・複雑化により,患者・家族,そして医師が,治療の選択・実施の場面で,困難な決断を迫られる場面も増えてきた.医療が法廷で争われるケースも増え,医療と社会の関係にゆがみが生じている.いま,医師は何を考え,何をなすべきなのか? 診療と研修の最前線を担う4人の医師たちに,「プロフェッショナリズム」をキイワードに語っていただいた.
■大生 本日は,「内科医とプロフェッショナリズム」というテーマでディスカッションをしたいと思います.私は,大学を卒業後,聖路加国際病院で臨床研修を行い,さらに内科医としての研鑽と研修医教育を十数年行った後,4年間,産業医をしながら臨床疫学を勉強した時期を経て,現在,横浜市立市民病院で研修医のプログラム責任者をしておりますが,日々の診療や研修医の指導を行うなかで,やはり,プロフェッショナリズムということを考えざるを得ないと感じています.
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