特集 病棟管理
Part 1 病棟で働く医師が身につけるべき基本姿勢
3.病棟診療医のプロフェッショナリズム—すべての医師はプロフェッショナリズムを身につけていなければならない
平松 由布季
1
,
江原 淳
2
Yuki HIRAMATSU
1
,
Jun EHARA
2
1東京ベイ・浦安市川医療センター 総合内科
2東京ベイ・浦安市川医療センター 総合内科/呼吸器内科
pp.621-633
発行日 2020年12月1日
Published Date 2020/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900828
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皆さんは「プロフェッショナル」と聞いて,どんな人物を想像するだろうか。TV番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」に登場するような人物を思い浮かべる方も多いのではないのだろうか。番組には,料理人やアスリート,建築家などさまざまなジャンルの一流の職業人が登場する。彼らの卓越した仕事ぶりだけでなく,そのための準備,努力,人間性といったものも同時に描かれている1)。同番組には医師も登場する回があるが,いわゆる「神の手」をもつ外科医のような一部のスーパードクターにフォーカスされがちである。しかし,すべての医師はすべからくプロフェッショナルでなければならないのである。本稿では,プロフェッショナリズムとは何か,なぜそれが必要か,そしてどう教育すればよいかについて,具体例をもとに解説する。
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