今月の主題 Digital時代の脳神経画像診断
内科医として知っておきたい画像診断法
【脳神経疾患を疑ったとき行うべき画像診断】
脱髄疾患を疑ったとき(多発性硬化症,ADEMなど)
深浦 彦彰
1
1岩手医科大学神経内科
pp.478-480
発行日 2005年3月10日
Published Date 2005/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100075
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ポイント
中枢神経の白質に多発して出現する病変だが,時として灰白質に及ぶことがある.
診断にはMRIが用いられ,CTでは脱髄病変の十分な鑑別は困難である.
MRIのT2強調画像,FLAIRにて高信号領域として描出され,急性期にはGd-DTPAにて造影される.
画像上は病変として存在するが,臨床症状を認めないsubclinicalな病変が存在する.
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