発行日 2006年5月1日
Published Date 2006/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2006186480
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急性散在性脳脊髄炎(acute disseminated encephalomyelitis:ADEM)は急性発症で単相性の経過をもつ,中枢神経の散在性炎症性脱髄疾患である.ADEMの診断には,最近の感染症やワクチン接種歴の聴取が重要である.臨床症状に加えて,髄液検査とMRIが診断に有用である.感染性脳炎,中枢神経のあらゆる炎症性疾患が鑑別の対象になる.エビデンスは不足しているが,経験的にステロイドパルス療法が第一選択である
©Nankodo Co., Ltd., 2006