資料
結核治療におけるUniversal DOTSの有用性に関する研究
石原 美千代
1
,
笹井 敬子
2
,
清古 愛弓
3
,
向山 晴子
4
,
成田 友代
5
,
橘 とも子
6
,
前田 秀雄
7
,
桜山 豊夫
8
,
森 亨
9
1練馬区保健所関保健相談所
2渋谷区保健所
3東京都健康局疾病対策課
4東京都府中小金井保健所
5練馬区保健所
6世田谷保健所
7東京都健康局感染症対策課
8東京都八王子保健所
9結核予防会結核研究所
pp.878-883
発行日 2002年11月15日
Published Date 2002/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902865
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緒論
わが国の結核罹患率は1970年代までは年間10〜11%の割合で減少してきた.しかし1980年代からは減少率が鈍化し,1997年からは3年連続で増加した.
結核対策としては確実な服薬が重要とされており,WHOは世界の結核対策として,服薬を直接確認するシステムであるDOTS戦略の進展を図っている1).DOTSとはDirectly Observed Treatment,Short-courseの略で,「ドッツ」と呼ばれ,結核患者に対する「直接観察下の短期化学療法」を意味している.
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