連載 地方分権による保健医療福祉活動の展開・11
障害者サービスと自治体の役割
右田 紀久恵
1
1大阪府立大学
pp.849-854
発行日 2002年11月15日
Published Date 2002/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902857
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はじめに
与えられたテーマ「障害者サービスと自治体の役割」については,相互依存的・融合的な国・地方関係を行財政構造をとおして見ることもできるが,本稿では障害福祉計画と措置から利用への制度転換の両面から地方自治体を見ることとする.それは,前者が介護保険制度の場合と同様に分権型とは言えず,国の誘導型・垂直協働型の計画ではあるが,分権化の手法を採用しつつあり,後者は新制度における地方自治体,とりわけ市町村の役割が制度運営の「要」と位置づけられるからである.
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