特集 メタボリックシンドローム―現状とその課題
職域におけるメタボリックシンドローム対策の現状と課題
2.職域におけるメタボリックシンドローム対策の現状と課題
五十嵐 千代
1
1富士電機リテイルシステムズ(株)健康管理室
pp.218-221
発行日 2007年3月15日
Published Date 2007/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100719
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働く人を対象とする産業保健において,現在の課題は,過重労働・メンタルヘルスと並び,生活習慣病が挙げられている.これまでも生活習慣病対策として,その原因となり得る肥満をターゲットにした健康教育や,健康づくり対策,また高血圧・高脂血症・糖尿病などの疾患別の健康教育や健康づくり活動も盛んに行われてきた.
そのような中,平成20年から義務化される特定健診・保健指導によるメタボリックシンドローム対策は,従来の生活習慣病対策をどのように方向転換していくか,現在,多くの企業が対応に追われている.本稿では,当社におけるメタボリックシンドロームへの対策を中心に,職域におけるメタボリックシンドローム対策の現状と課題について述べることとする.
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