フォーラム
保健行動理論に基づくエイズ予防教育プログラムの紹介—フィリピンエイズ対策プロジェクトにおける教育プログラム開発の試み
湯浅 資之
1
,
山城 吉徳
1
,
渡部 基
2
,
曽田 研二
3
1国際協力事業団フィリピンエイズ対策プロジェクト
2北海道教育大学札幌校
3横浜市総合保健医療センター
pp.522-526
発行日 2000年7月15日
Published Date 2000/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902338
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エイズ予防対策に教育が重要であるとの認識は早くからあったが,初期のエイズ予防教育は教育者の個人的経験と勘に頼って実施されてきたきらいがある.ところが,1980年代中期以降,特にアメリカを中心にエイズの教育法が盛んに研究されてきた.それらは行動科学の成果を取り込みながら徐々に洗練され,今日までに効果的なプログラムが数多く開発されている.
一方,わが国にはいまだ保健行動理論が系統的に紹介されてはおらず,理論に基づいてエイズ予防教育プログラムが構築された事例はまだ少ないと思われる.
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