特集 地域保健活動とボランティア
阪神淡路大震災とボランティア—コーディネータの役割
宮本 保子
1
1兵庫県明石保健所
pp.865-868
発行日 1999年12月15日
Published Date 1999/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902200
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年が明ければ,阪神淡路大震災から5年が経過する.被災地では,震災による時間や空間の断裂を抱えながらも,街並が整備され,人々は仮設から恒久住宅へと移り,震災の面影が徐々に薄れている.
「震災とは何だったのか」自問自答してみる.やはり浮かんでくるのは,あの時の「人の温もり,こころ」である.ボランティアが育たないといわれていた日本で,1995年が「ボランティア元年」となったのは,集結したマンパワーの量とこころによると考える.
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