特集 地域保健活動とボランティア
保健所における精神保健福祉ボランティア講座を実施して
曽我 八重美
1
1長崎県県央保健所地域保健課精神保健福祉班
pp.860-864
発行日 1999年12月15日
Published Date 1999/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902199
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精神障害者が地域で安心して暮らし,生活上の様々な問題を解決していくためには,同じ地域で暮らす近隣住民の理解あるかかわりが重要である.このようなことをふまえ,長崎県では平成7年より,精神保健福祉ボランティア養成講座を保健所事業として位置づけた.当保健所においては,平成6年度から長崎県精神保健センター(以下,センター)主催によるボランティア養成講座が先駆的に開始されたのを契機に精神保健ボランティアグループが誕生し,現在3団体が管内で活動を展開している.特に平成9年度には地域活動所(共同作業所)の設立に向けた動きが当事者・家族・ボランティア団体を中心に起こり,平成10年度に2カ所の地域活動所が開設された.その推進的役割を果たしたボランティアグループの活動に焦点を当てながら育成経過について報告する.
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