連載 シリーズ 始動した新しい健康の町づくり—出雲健康文化都市プロジェクト・4
健康文化都市づくり—高齢者支援ネットワーク
三島 武司
1
,
間島 尚志
2
1出雲市福祉推進課高齢者福祉係
2出雲市保険年金課介護保険係
pp.497-501
発行日 1999年7月15日
Published Date 1999/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902112
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生命輝く高齢者支援のために
1.出雲市の現状
出雲市の高齢者人口は16,477人(老年人口割合19.0%)であり,年々高齢化が進んでいる(1999年).独居高齢者が1,364人,高齢者世帯も1,863世帯と増加の一途をたどっている(1999年).市内の中山間地域と市街地域では老年人口割合が約25%と高く,独居高齢者は市街地域と新興住宅地で高率となっている1).
障害高齢者も増加し,約2,500人がなんらかの支援や介護を必要としていると考えられる.また,地域によって1世帯当たり人員数や医療福祉サービスの利用も異なっており,各地域の特性に合わせた健康福祉ネットワークの充実が課題となっている.
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