報告
M市の知的障害者の社会就労センター通所者からみた母子保健の実態
谷掛 千里
1
,
高鳥毛 敏雄
1
,
多田羅 浩三
1
,
坂口 征男
2
1大阪大学医学部公衆衛生学教室
2社会福祉法人あかつき福祉会
pp.65-70
発行日 1999年1月15日
Published Date 1999/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902022
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母子保健は昭和40年母子保健法による3歳児健診の実施,昭和52年の1歳6カ月児健診の実施以降,早期発見に関しては充実してきている.平成9年4月1日に母子保健事業が全面的に市町村に移管されることになり,障害児のフォローについても一貫して市で行うことができるようになった.そのような中で,障害児のフォロー体制のいっそうの充実が強く望まれている.そのための基本資料を得ることを目的に,大阪府下では,障害者の施設が比較的充実しているM市の知的障害者の社会就労センター(以下,授産施設)に通所する障害者の早期発見,早期療育の実態について調査したので以下に報告する.
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