特別寄稿
健康転換概念による公衆衛生・予防活動のあり方の分析—1.5次予防を中心に
長谷川 敏彦
1
,
川村 治子
2
,
河原 和夫
3
1国立医療・病院管理研究所医療政策研究部
2杏林大学保健学部
3厚生省地域保健・健康増進栄養課
pp.938-946
発行日 1997年12月15日
Published Date 1997/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901809
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疾病の予防は人類の夢である.
予防はLeavellらによるとその介入の段階に応じて,「第一次予防」すなわち疾病の原因を絶つこと,「第二次予防」すなわち,早期に発見し,治療すること,「第三次予防」すなわち,障害を予防し社会復帰を促すこと,に分類される1)(表1).さらに,最近は人生を完成させるに際して末期の緩和ケアも,三次予防の一部として考えるべきと思われる.
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