新しい保健活動の視点
横浜市瀬谷保健所における地域のネットワークづくり
佐々木 光子
1
,
古畑 美恵子
2
Mitsuko SASAKI
1
,
Mieko KOBATA
2
1横浜市瀬谷保健所
2瀬谷区福祉保健相談室
pp.503-506
発行日 1993年7月15日
Published Date 1993/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900847
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急速な高齢化は様々な問題を浮上させる.長寿化が進むほど,慢性的な疾病や障害を持つ人々も増加し本人,家族に健康上の問題だけでなく,経済的にも精神的にも様々な影響を与えてくる.また,核家族化をはじめとする社会状況や生活スタイルの変化に伴う高齢者所帯や高齢者ひとり暮らし所帯の急増も,在宅ケアのニーズを多様化させている.
横浜市においても人口の高齢化は進んでおり,在宅で援護を必要とする人々に対して,保健,医療,福祉の専門機関や団体と地域の人々が有機的に連携し,総合的で一体的なサービスの提供ができることを目指した地域ケアシステムづくりと,その推進に全市的な取り組みをしている(図1).
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