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谷鼎先生を憶う
pp.73
発行日 1960年9月15日
Published Date 1960/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911172
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本誌の読者文芸欄で皆さんの歌の選を御願いしていた谷鼎先生は,去る7月15日,御自宅附近で交通事故のため急逝されました。享年63歳。謹しんで哀悼の意を表します。
先生は大正15年京都大学文学部卒。東京府立五中(現小石川高校)を始め,諸種の教職につかれ,一方大正3年より「国民文学」同人および選者として短歌の実作と指導に当り最近では国文・短歌を中心とした雑誌「近代詩歌」を主宰されていました。主著に歌集「伏流」「青あらし」「冬日より」,歌論に「短歌鑑賞の論理」「近代短歌の鑑賞と歌論」等があります。
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