進展する地域医師会の公衆衛生活動 在宅ケアモデル事業を進める熊谷市医師会・1
事業に取り組むまでの経緯
山崎 寛一郎
1
,
山崎 望人
1
,
冠木 徹彦
1
Kanichiro YAMAZAKI
1
,
Mochihito YAMAZAKI
1
,
Tetsuhiko KABUKI
1
1熊谷市医師会
pp.278-279
発行日 1991年4月15日
Published Date 1991/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900326
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厚生省は在宅ケアの推進のために「訪問看護等在宅ケア総合推進モデル事業」を昭和63年に開始した.第1期のモデル事業は昨年4月をもって終了し,新たに事業の第2期に入っている.熊谷市は,第1期のモデル地域11カ所のうちの一つに指定され,さらに昨春から第2期のモデル事業を継続して進めている.この事業の中核として市の行政を強力にバックアップしているのが,熊谷市医師会である.今回は同医師会の山崎会長・山崎副会長および地域医療担当の冠木理事の3名の方々に,モデル事業のこれまでの成果と課題をおうかがいした.
熊谷市は埼玉県の北部に位置し,県北の産業文化の中核的都市として発展してきた.人口は約15万人で,65歳以上の老齢人口は約10パーセント弱.熊谷市医師会会員はA会員が82名,B会員が44名である.
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