発言あり
マス・メディアと健康情報—保健婦活動をとおして,他
笠井 喜代子
1
1和歌山県保健環境部医務課
pp.433-435
発行日 1990年7月15日
Published Date 1990/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900124
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今は行政にたずさわっているが,数年前にある町で保健婦活動をしていて不安に感じたことがある.それは,マス・メディアの発達によって地域住民は多くの健康情報を入手できるようになっているが,果たして入手した情報をうまく活用されているかというと,その確証がほとんど見当たらなかったからである.
ある若い母親は育児に混乱を起こしていたし,お年寄りの方々を集めて健康問題について話し合った時,マス・メディアで得た知識を話題にあげ,次のような言葉をよく使った「あれは体に良いらしいで……」.
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