総説
食品の放射能汚染を考える
滝澤 行雄
1
Yukio TAKIZAWA
1
1秋田大学医学部公衆衛生学
pp.40-49
発行日 1990年1月15日
Published Date 1990/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900010
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ソ連チェルノブイリ原発事故に係わる食品の放射能汚染は,わが国で当初考えられていた予想を超え,輸入食品を介した体内被曝によるリスクの有無が,事故から3年を経過した今なお,国民のあいだで不安につつまれている.そこで,食品保健の立場から,原発事故に起因する食品の放射能汚染の実態を整理し,推算される実効線量当量をもとに,食生活の安全性について考察し,参考に供する.
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