特集 放射線被曝のアセスメント
食品・飲料水の放射能
白石 久二雄
1
1放射線医学総合研究所防護体系構築研究グループ
pp.409-412
発行日 2001年6月15日
Published Date 2001/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902519
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食品・飲料水の放射能レベル
1.自然放射性核種と人工放射性核種
放射線を放出する放射性核種はその発生源から二つに分けられる.“自然放射性核種”と“人工放射性核種”で,社会的に問題になるのは主に後者である.また,放射能とは放射線を放出する元素(物質)の能力を意味するもので,単位としてベクレル(Bq,毎秒当たりの壊変数)を用いる.放射性核種としては約1,000種が知られているが,現在,日本人の“摂取”に関連して30種程度の放射性核種が研究対象となる.
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