特集 シリーズ 公衆衛生と感染症—感染症に対する医薬品開発と医療の最前線
肝炎ウイルスに対する医薬品の開発と治療の最前線
嘉数 英二
1
,
考藤 達哉
2
1国立国際医療研究センター 肝炎・免疫研究センター 肝疾患研究部 肝疾患医療情報室
2国立国際医療研究センター 肝炎・免疫研究センター
キーワード:
B型肝炎
,
C型肝炎
,
インターフェロン
,
DAA
,
核酸アナログ
Keyword:
B型肝炎
,
C型肝炎
,
インターフェロン
,
DAA
,
核酸アナログ
pp.116-122
発行日 2023年2月15日
Published Date 2023/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401209987
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ポイント
◆近年の抗ウイルス療法の進歩により、肝炎ウイルスによる肝がんの死亡数は減少傾向にある。
◆B型慢性肝炎に対する治療目標は、ペグ・インターフェロンと核酸アナログ製剤を適切に使用し、肝炎の活動性を低下させ、肝硬変への進展と肝発がんを抑制することである。
◆C型慢性肝炎・肝硬変に対する標準治療は、直接作用型抗ウイルス薬によるインターフェロンフリー治療となり、実臨床でのHCV排除率は95%以上である。
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