予防と臨床のはざまで
行動経済学を職域でどう活かすか?
福田 洋
1
1順天堂大学医学部総合診療科
pp.140
発行日 2017年2月15日
Published Date 2017/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401208610
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- 文献概要
行動経済学が話題です.糖尿病の患者教育,働き盛りの健康教育を通じて,対象者の行動変容に関わってきた私にとっても,非常に関心があり避けられないテーマです.
2016年の年初の文天ゼミ(同友会主催の健診スタッフのための勉強会,http://www.do-yukai.com/activity/bunten.html)でも「行動経済学・超入門」として取り上げ,さらに6月の第25回日本健康教育学会ラウンドテーブルセッションでは「行動経済学と健康教育:文献的考察から応用可能性を探る」として,主に糖尿病や減量の分野での先行研究のレビューから従来の健康教育の限界,行動経済学の有用性と課題などについて議論を行ってきました.
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