講座
栄養疫学—5.食物消費パタンで食生活と健康の関係を探る
豊川 裕之
1
Hiroyuki TOYOKAWA
1
1東京大学医学部保健学科疫学
pp.52-59
発行日 1988年1月15日
Published Date 1988/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401207605
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前回の内容を受けて
前回では,食物消費の二次元空間図・人を作成することによって,従来の調査・分析方法のように食品群別摂取量の多い・少ないを検討することにとどまらず,食物消費パタンの中で個人を同定することに成功したのであると強調した.そして,そのことの重要性を次回,つまり本号において具体的事例を引用しながら説明すると述べた.そこで,本論ではいくつかの具体例を挙げて"食物消費の二次元空間図・人"の有用性を述べることにする.
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