調査報告
肥満中高年女性に対する運動指導と食事指導の効果の検討—東村山市スポーツ教室参加者について
内山 巌雄
1
,
市川 勇
1
,
横山 栄二
1
,
栃原 裕
2
,
梶本 雅俊
3
,
阪上 裕子
4
,
山田 香代
5
,
小林 加代子
6
,
北島 正子
6
,
流石 ゆり子
6
,
秋本 恵子
6
,
東嶋 千草
6
,
藪本 初音
6
,
楠木 伊都美
6
Iwao UCHIYAMA
1
,
Isamu ICHIKAWA
1
,
Eiji YOKOYAMA
1
,
Yutaka TOCHIHARA
2
,
Masatoshi KAJIMOTO
3
,
Hiroko SAKAGAMI
4
,
Kayo YAMADA
5
,
Kayoko KOBAYASHI
6
,
Masako KITAJIMA
6
,
Yuriko SASUGA
6
,
Keiko AKIMOTO
6
,
Chigusa HIGASHIJIMA
6
,
Hatsune YABUMOTO
6
,
Itsumi KUSUNOKI
6
1国立公衆衛生院労働衛生学部
2国立公衆衛生院生理衛生学部
3国立公衆衛生院栄養生化学部
4国立公衆衛生院衛生行政学部
5国立公衆衛生院専門課程
6国立公衆衛生院専攻課程
pp.490-497
発行日 1987年7月15日
Published Date 1987/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401207508
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●はじめに
近年,日本人の食生活や生活様式の変化に伴い肥満者の増加が注目されている.肥満は多くの成人病と密接に関係することから1〜3),各分野において肥満の改善に対する取り組みがなされている.しかし従来の肥満教室は,栄養指導を中心としたものが多く,肥満の改善の評価も体重の増減,血液所見,自覚症状が主体となっており,その評価方法や地域での指導の継続方法など問題点も多い.
そこで今回は肥満中高年女性を対象に,運動と食事の両面から指導を行い,総合的に効果を検討した.また,この指導の中で一部の対象者に運動による循環機能の改善を評価する一つの方法として,トレッドミル運動負荷試験を試みた.
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