特集 保健活動見直しの実践的試み
地域難病ケア活動を対象として—東京・多摩地区の保健婦による研究成果の報告
東村山市における難病地域ケアの構造と発展過程に関する見直し
大庭 和子
1
,
渋谷 たつみ
2
,
小島 三保子
3
,
滝島 玲子
4
,
石川 敦子
5
1田無保健所
2三鷹保健所
3小金井保健所国分寺保健相談所
4東村山保健所
5立川保健所昭島保健相談所
pp.743-749
発行日 1982年9月10日
Published Date 1982/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206567
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1.東村山市の地域保健活動の概要
東村山市は東京北部の多摩地区に位置し,人口約12万人の首都近郊都市である。市制は昭和39年にしかれた。
東村山市では難病活動を開始する以前に,既に他事業として地域ケアが展開されている。そこで,これら活動が難病の地域ケアの発展に果たした役割を探るため,東村山市における難病及びその他のケア-システムの時系列的変化を以下に示す(図1)。
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