発言あり
自由課題
生田 恵子
,
大塚 知雄
,
加納 克己
,
久常 節子
,
渡部 正
pp.781-783
発行日 1986年12月15日
Published Date 1986/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401207373
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
変容を迫られている母子保健
保健所の母子保健に係わる時代は終わったと言われ,その再編成が求められているが,保健所における母子保健の役割は本当に終わったと言えるのだろうか.
確かに母子保健の水準を示す各種の数値は改善され,先進諸国の中でも上位を占めるに至った.しかし,核家族化の進行や居住環境の変化,地縁,血縁関係の稀薄化,女性の社会進出や意識の変化等により.世代間の断絶や育児の仕方などの違いからくる亀裂が生じている.その一方では,子育てに対する母親への期待感が一層大きくなっている.
Copyright © 1986, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.