発言あり
自由課題
pp.361-363
発行日 1986年6月15日
Published Date 1986/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401207270
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保健医療従事者としての責務
人々の行動には健康のためにプラスになる行動とマイナスになる行動がある.保健医療従事者,特に医師や保健婦の専門的業務には,この二つの行動を判定する規準が必要であり,その専門的教育を受けてきた.
しかしながら,行動医学や保健行動論の視角からいえば,わが国の保健医療従事者は,この分野に関する専門的教育を十分受けたとは決して言えない.しかし,少なくとも健康にマイナスになる日常生活行動は,臨床的にも公衆衛生学的にも保健指導,あるいは健康教育という形で活用されている.
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