小特集 「地域医療」の実践
へき地中核病院の医療—国立沼田病院の現状と課題
斎藤 昭三
1
1国立沼田病院
pp.1032-1034
発行日 1980年12月1日
Published Date 1980/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207321
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国立沼田病院の診療圏である群馬県下利根・沼田地区は群馬県の約4分の1,東京23区の約3倍に達し,人口約10万人,医療機関は62か所であるが,主として沼田市及びその付近に分布し,周辺には無医地区45か所を数えている.
地域の特徴は,周囲に観光地の多いことであり,日光国立公園,上信越高原国立公園,越後三山只見国定公園などによって囲まれ,谷川,尾瀬,水上,老神,猿ケ京,法師,宝川,赤城などの名勝や温泉地が多く,したがって交通事故,山の遭難,スキー,スケート事故,食中毒なども多発している.
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