日本列島
保健婦研修会・研究発表会開催される—沖縄県
伊波 茂雄
1
1沖縄県環境保健部
pp.143
発行日 1979年2月15日
Published Date 1979/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401205787
- 有料閲覧
- 文献概要
本県は30年間,県職員である保健婦を全市町村に駐在させる制度をとってきたが,この制度は,市町村の約1/2が人口数千人以下で,しかも離島市町村の多い本県では,保健婦の確保・定着および保健婦業務の質的・量的均一性と公衆衛生事業実施の同時性と普遍性を確保するうえで有利である.
保健婦はそれぞれの市町村を所管する保健所に属し,市町村の保健衛生行政と連携をとりつつ,担当地区の保健医療需要を把握して業務計画を作り,実施している.この県職員である保健婦は現在174名で,これを含めて本県には190名の保健婦がいて,ほぼ全国平均となっている.そのうち40名は厚生省のいう無医地区保健婦に相当しているし,県職員以外の者は養護教諭,大学教官である.
Copyright © 1979, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.