日本列島
第14回沖縄県老人福祉大会開催さる
伊波 茂雄
1
1沖縄県環境保健部
pp.791
発行日 1977年11月15日
Published Date 1977/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401205512
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沖縄県老人クラブ連合会創立15周年記念と,きたる11月10日に那覇市で開かれる予定の全国大会の準備を兼ねた「第14回沖縄県老人福祉大会」(県,県老連,沖縄県社会福祉協議会主催)が9月17日午前10時から那覇市民会館で開かれ,県内各地の老人クラブ会員約800人のほか,全国老連代表も参加し,盛り上がりをみせた.
白石県老連会長が「本県は,全国でも有数の長寿県となっているが,それに伴い老齢人口の増加,さらには家族制度の変革などによって,老人のおかれている立場は,家庭的にも社会的にも複雑になり,老人福祉はここ数年来もっとも重要な課題としてクローズアップされている」とあいさつ,知事代理の野島副知事が続いて「みなさんは,第二次大戦で文字通りの死線をさまよい,今日の沖縄の礎を築いた世代であり,その老後は十二分に報われなければならない」と述べるとともに,「健康で幸福な老後を確保することは老人のためだけでなく,若い世代にとっては,きたるべき自らの老後への準備である」とも強調した.このあと,老人クラブ活動に功績のあった特別功労団体22団体,特別功労者5人,永年勤続功労者31人の表彰と,第2回老人福祉作文コンクールに入賞した児童・生徒・学生の部6人,一般の部5人に対する表彰があり,野島副知事,白石県老連会長から賞品,賞状が贈られた.
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