日本列島
公設民営のオープンシステム病院の開設—宮城県
土屋 真
pp.775
発行日 1976年11月15日
Published Date 1976/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401205295
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60万都市仙台の北部に,昭和43年につくられた23,000名の市営鶴ケ谷団地があります.仙台市の要請により仙台市医師会は先進地の実地調査等のあと,同団地の医療配備案をつくり,それにより3つの住区の診療所圏に各科の医師の開業が実現しました.
さらに関係者の熱意と努力が実って,昭和51年4月,全国でも初めての公設民営のオープン病院として「財団法人・仙台医療センター鶴ケ谷オープン病院」が開院しました.民営の実現のためには多くの困難がありました.同病院は3千坪の敷地に建築費9億2千万円で建てられた現ベット100床(将来300床)の総合的病院であります.病院長は金子仙台市医師会長が兼務しています.
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