日本列島
宮城県対がん協会の創立20周年式典—宮城県
土屋 真
1,2
1宮城県築館保健所
2宮城県若柳保健所
pp.59
発行日 1979年1月15日
Published Date 1979/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401205764
- 有料閲覧
- 文献概要
1.記念式典と講演会
昨53年9月4日,県民会館大ホールに約1,000人の関係者を集めて,財団法人・宮城県対がん協会の「創立20周年記念式典並びに講演会」が開催された.協会長である黒川利雄・東北大学名誉教授の式辞は,対がん活動20年の歴史の回顧であったが,先生の御功績の偉大さを改めて感じさせられた.つづいて感謝状および記念品の贈呈があり,元東大総長の茅誠司先生の「私の歩んできた道」と題する講演をいただき,幕を閉じた.
黒川会長は「検診車で助けうる患者に対して,医師から出かけるようになった.集検で発見された胃ガン中の早期胃ガンは,昭和38年頃が15〜18%だったが,51年には約60%になった.胃ガン半減,子宮ガン死亡ゼロを目指していきたい.そのためにも検診センターの拡充・強化を図りたい」とのべられた.
Copyright © 1979, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.