特集 地域看護を考える
在宅難病患者に対する訪問看護活動—進行性筋ジストロフィー症I.T.君に対する訪問看護
柳橋 佐江
1
,
野口 紀代子
2
,
木下 安子
3
1在宅看護研究会(北里高等看護学院)
2在宅看護研究会(東京都本所保健所)
3在宅看護研究会(東京都神経科学綜合研究所)
pp.297-301
発行日 1975年5月15日
Published Date 1975/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401205005
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はじめに
在宅患者や家族へサービスを提供する訪問看護活動が,社会的機能として位置づけられるべきことは数多く2)〜4)論じられてきた.また欧米に比較して我が国においてはきわめて立おくれていることも認識1)されはじめている.
こうした現状においては,"あるべき論"を論じあうよりも訪問看護活動の実践を開始することが何よりも必要なのではあるまいか.たとえ小さな実践であっても具体的に訪問活動がおこなわれ,実証的にその成果を世に問うことが求められていると考える.
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