トピックス
山村に飛び込んだ医師
pp.622
発行日 1971年10月15日
Published Date 1971/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401204357
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「一筆啓上 リラックス,血圧,栄養要注意」
過去10年間,京浜工業地帯で「出かせぎ農民の健康破壊」を告発してきた医師が,彼らの一方の生活現場である農村に腰をすえ,むしばまれる健康にメスを入れるため山形県の山村へ赴任していった.厚生省も農林省も互いに押しつけ合っている日陰の問題と取組むこの医師は,工場や建設飯場入りする出かせぎ群に自己健康管理法の"一筆"を残して山形へ.
医師仲間からとかく敬遠されがちな山村入りしたのは,東京大田区東嶺町35の13,天明佳臣医師(39).赴任先は人口2万4千人のうち3千人が出かせぎに出る山形県西置賜郡白鷹町の町立病院.そこで2年以上はがんばるつもりだ.
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