講座
環境保健の提唱(3)
長田 泰公
pp.178-180
発行日 1971年3月15日
Published Date 1971/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401204228
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前回筆者は,環境破壊による健康被害の諸様相として,特異的影響のほかに非特異的影響もあること,急性影響のみでなく,慢性,さらには遺伝的影響も見逃せないこと,身体的被害ばかりでなく,精神的心理的被害,さらに生活上の不便や妨害も健康被害であることなどについて述べた.いわば環境のもたらす健康被害の現象論,あるいは症候論のいとぐちである.今回はもう少し立ち入って,健康被害の成立条件について考えてみたい.
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