講座
環境保健の提唱(最終回)
長田 泰公
pp.373-376
発行日 1971年6月15日
Published Date 1971/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401204282
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本講座の第1回に筆者は,広範にひろがった環境問題に対処するために「国際的なレベルで,国のレベルで,あるいは地域のレベルで,綜合的な保健計画と保健活動のなかに組立てるべき環境対策」,「このあるべき姿を名づけたのが環境保健ということばであろう」と述べた.本講座の最終回に当って,この「あるべき姿」を述べる義務があるわけであるが,専門外のことゆえ,その全体像を描くことは到底できそうもない.そこで幾つかの資料をもとにして,環境保健の組織と活動について筆者なりの考察を加えることにしたい.
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